仕事ができない人の22の特徴【超建設的な対処法を解説】

仕事ができない人の悩み解決

仕事ができない人に困ってる人

仕事ができない人に悩まされている。仕事がなぜできないのか理解しがたいので、特徴を知りたい。あと、ベストな接し方など、いい対処法があれば参考にしたい。

本記事を読むメリット
  • 仕事ができない人の特徴がわかる
  • 仕事ができない人とうまくやっていく方法がわかる

私は以前、塾講師として働いていましたが、職場の大半が大学生バイトでした。なので、サービスの質を保つために、徹底した指導が行われていました。生徒たちからしたら、社員もバイトも同じく先生ですもんね。

大学生の中でも、その辺の社会人を無双できそうだなという人もいれば、授業を任せられるか心配になる人もいました。一般的な会社よりも、働き手のキャラクターは多様だった気がします。

現在はIT業界に転職しましたが、「色々な人とうまくやっていくスキル」という点においてはわりと得している感があります。

ということで、本記事では仕事ができない人の特徴と対応方法について、ノウハウを共有できればと思います。ご参考にしていただけますと幸いです。

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本記事の内容

仕事ができない人の特徴

仕事ができない人の特徴

仕事ができない人には共通した特徴が多いです。

というのも、仕事ができないという状態になる「根本的な原因」があるためです。今回は共通してみられる22の特徴から、根本原因も考えていきます。

では、1つずつ見ていきます。

1. 口癖が基本ネガティブ

「ネガティブな発言が多い」のが特徴的です。

というのも、仕事ができる人であれば、現状の問題解決のために脳のリソースを使っているはずです。仕事ができない人は、問題に対して否定的な思考を働かせて、そこで立ち往生してしまいます。

ということで、この特徴を持つ人は「問題解決能力が低い」という理由で仕事ができないと考えられます。

上司・先輩の指示を理解できない、思考停止で実行

「指示の意図を理解せずに、思考停止で作業だけしてる」のも特徴の1つです。

仕事ができる人であれば、指示の意図をくみ取り、上司が「ほしい成果」は何かを認識します。ほしい成果のために指示内容に改善点があれば、即座に上司に報告し業務改善を行うことができます。

対して、仕事ができない人は「こう指示されたから」という理由だけで、仕事をこなしている場合が多いです。たとえ改善点があったとしても、指示に何の疑問も持たないため改善せず、無駄な労力を割きつつ苦労しています。

ということで、この特徴を持つ人は「主体性が低い」という理由で仕事ができないと考えられます。

部下・後輩に会社の批評を言う

「会社の批評家」というのも、仕事ができない人の特徴です。

仕事ができる人であれば、自分のやるべきことに集中しているはずなので、周りの批評はしません。あるいは、批評をするにしても「広まるリスク」「メリットの無さ」を考え、職場の人間には決して言いません。

対して、批評家になってしまっている人は、批評することで自分の自尊心を保とうとしてしまいます。「自分が周りに優れていると思われたい」「周りを悪者にすれば自分を正当化できる」など、様々な心理が起因していますが、広まるリスク等については考慮されていません。

ということで、このような特徴を持っている方は「建設的な思考の欠如」「リスクマネジメントの意識不足」から、仕事ができていないと考えられます。

新人の仕事を指摘しまくる

「新人に強い指摘マン」は仕事ができない人の特徴です。

仕事のできない人ほど、弱い立場の人に強く当たる傾向にあります。それは下記のどちらか2つの状況に陥っているためです。

  • 上司、同僚から認められていない
  • 新人時代に自分が厳しくされた経験がある

逆に仕事ができる人は、指摘しまくることは「新人の学習効率が下がる」「離職リスクが上がる」と考えます。どうしたら効率的に仕事を覚えさせられるか、という具体的な施策を練るはずです。

ということで、このような特徴を持つ人は「行動に合理性がともなわない」ため、仕事ができないと考えられます。

説明がうまくできない

「説明がうまくできない」というのも、仕事ができない人の特徴です。

逆に、仕事ができる人は短時間でも、仕事内容や現状を説明するスキルが長けている傾向にあります。というのも、下記がしっかりしているためです。

  • その話の要点を把握している
  • 「結論→根拠→経緯」の順に、論理立てて話せる

ということで、説明がうまくない人は「論理的な思考が苦手」という理由で、仕事ができないと考えられます。

言い訳が多く、自分を正当化する

「言い訳が多く、常に自分を正当化する」というのも特徴的です。

言い訳自体は、相手を説得する交渉などでは必要な場面はあります。しかし、自分の正当性については、周りが判断することです。

仕事ができる人は、経緯は説明しますが自分の正当性の判断は相手に委ねます。それが「むしろ相手からの信頼を得ることに繋がる」と客観的に認識できているためです。

ということで、「プライドを保つこと>仕事」という思考に陥っているため、仕事ができないと考えられます。

すぐ動かない、レスポンスが遅い

仕事を振られても「すぐ動かない、レスが遅い」のも特徴の1つです。

仕事ができる人は、タスクは沢山持っていますがレスが速かったりします。そこでよく使うフレーズが「○○までに対応します」というものです。仕事のスケジュールを自分でコントロールする重要性を認識しているためです。

対して仕事ができない人は、「とりあえず後で」と思い保留してしまう人が多いです。そして、急かされたら慌ててやるという感じで、スケジュールに振り回されています。

ということで、この特徴を持っている人は、「タスク管理の重要性を認識していない」ため、仕事ができないと考えられます。

段取りを効率よくできない

「仕事の段取りが悪い」というのも、仕事ができない人の特徴です。

これはもはや説明不要かもしれませんが、作業の手戻りが多くて時間を浪費しています。

逆に仕事ができる人は、常に作業効率を意識します。「自分の時間=お金」という考えのもと、「決められた時間でいかに成果を出せるか」という思考をします。

そして、効率的な作業工程を組む速度も速かったりします。普段から考えていることの「慣れ」が起因していると推測できます。

ということで、段取りが悪い人は「時間=お金」の意識の欠如により、作業効率が悪く仕事ができないと考えられます。

自慢話・苦労話が多い

「過去の自慢話や苦労話が多い人」も仕事ができない傾向にあります。

というのも、これらを話す理由は「承認されたいから」という欲求です。つまり、「現在の自分が承認されていない」という状況なわけです。

今現在活躍している人で、過去の話をくどくど話す人っていませんもんね。
(むしろ、そういう人たちが時々話す苦労話にはグッと来たりしますよね)

ということで、この特徴を持っている人は「周りに自分を認めさせる能力がない」ため、仕事ができないと考えられます。

利益に繋がる仕事かどうかの分別がつかない

仕事ができない人は「どうでもいい仕事に一生懸命」になってたりします。

会社で働くうえで重要な視点の1つが「利益になるか否か」です。営業なら売り上げを伸ばす、事務なら業務改善をして工数削減など、仕事内容は違えど方向性は同じはずです。

そこで重要になってくるのは「労働対効果」という考えです。「その労働はどれくらいのメリットをもたらすか」ということを考えないと、どうでもいい仕事に一生懸命になり、重要な仕事がおろそかになるという事態に陥ります。

というわけで、この特徴を持つ人は「労働対効果を考えられない」ため、仕事ができないと考えられます。

自分に自信がない

「自分が自信がなくておどおどしている」のも特徴的です。

これは、仕事ができないから自信がなくなったのか、自信がないから仕事ができないのかは微妙なところですが。とはいえ、この特徴はわりとあてはまります。

自分に自信がなくておどおどしていると、周囲からも魅力的に映らず味方を得られないため、仕事も孤軍奮闘しがちになります。

ということで、この特徴を持つ人は「セルフプロデュース能力が低い」ため、仕事ができないと考えられます。

感情の起伏が激しい

仕事ができない人は「イライラ」「落ち込む」等、感情の起伏が激しいです。

仕事ができる人は、基本的にメンタルを安定させることを重要視します。感情がブレると下記のデメリットがあることを認識しているためです。

  • 合理的思考が鈍る
  • 周囲からの協力を得ずらくなる

ということで、この特徴を持つ人は「感情のコントロールが下手」で「メンタルを軽視」しているため、仕事ができないと考えられます。

他責の思考が強い

「周りが悪いから仕方がない」という思考になるのも、特徴の1つです。

仕事ができる人は、「自分が打てる最善策は何か」だけに集中します。自分がコントロールできない領域に関して思考することが、無駄だとわかっているためです。

対して他責にする人は、自分が何をすべきかという自分の責任領域に集中せず、周りの愚痴を言って思考を止めがちです。

ということで、他責にする人は「思考停止で自分のやるべきことがわかっていない」ため、仕事ができないと考えられます。

締め切りにいつも追われている

「常に締め切りにいつも追われている」のも、仕事ができない人の特徴です。

締め切りに終われ続ける要因は以下の2つが考えられます。

  • 優先順位が甘いスケジュールを立てている
  • 仕事を振られた際に、自分のキャパを超えても引き受けてしまう

仕事をこなす順番が下手か、仕事を引き受けすぎかってことです。

というわけで、この特徴を持つ人は「スケジュール管理能力」と「交渉能力」が低いため、仕事ができないと考えられます。

仕事がいつもオーバークオリティ

「仕事がいつも丁寧すぎる」というのも、仕事ができない人の特徴です。

仕事ができる人の場合は、「利益」と「仕事の質」のバランスを考えます。できるコンサルタントは、低価格な契約で過剰サービスはしないでしょう。(契約単価を上げる交渉として、過剰サービスを最初に提示することはあっても)

対して、仕事ができない人は全てに全力投球で丁寧にやります。それでは時間がいくらあっても足りなくなるとわかりつつも、自分のこだわりを優先する傾向にあります。

ということで、この特徴を持つ人は「自分のこだわり>利益」で、コスパの悪い働き方になっているため、仕事ができないと考えられます。

何度も同じミス・質問をする

「何度も同じミス・質問をする」のも、仕事ができない人の特徴です。

何度も同じミスをするのは、一度ミスした際に再発防止策を立てていないことが主な原因です。仕事ができる人の場合は、再発防止策を考え、類似のミスが発生する場合まで考慮します。つまり、1つのミスからどれだけのことが学べるかということです。

何度も同じ質問をするのは、1度のやり取りで終わらせる気がそもそもないためです。質問を答えている側からすれば、一方的に時間を奪われているわけですが、その発想がない人もいますよね。

ということで、この特徴を持つ人は「学習能力が低い」あるいは「周りの時間を奪っている感覚がない」という理由で、仕事ができないと考えられます。

いつも指示待ちで受動的

「全て指示されないとできない」というのも、仕事ができない人の特徴です。

仕事ができる人の場合は、求める結果だけ提示されても、やり方を自分で考えて上司に提案できます。しかし、受動的な人だと、求める結果を提示されても、「やり方はどうしましょう」という常に受け身な姿勢です。

これだと、上司からすればいちいち懇切丁寧に説明する手間を省くため、仕事ができる人に任せますよね。すると、できない人は経験が貯まらないという負のスパイラルへ。

ということで、受動的な人は「能動的に解決策を提案する能力が低い」ため、仕事ができないと考えられます。

すすんで残業する

「すすんで残業する人」は基本的に仕事はできません。

「残業=頑張っている=美徳」という価値観により、すすんで残業をする傾向にありますが、会社側としては、結果が同じなら残業しないほうがコスパが良いわけです。

しかし、結果よりも「頑張ってる自分」という過程を重んじてしまうようです。

ということで、この特徴の人は「結果よりも過程を重視している」ため、仕事ができないと考えられます。

無駄な会話が多い

無駄話をしたり、話が異様に長い人も仕事ができない傾向にあります。

というのも、「一時的な快楽>仕事の生産性」という価値観になっているためです。人は長く話していると脳内で快楽物質が放出されます。長話をしていると、気持ちよくなってくるわけですね。プライベートなら良いと思います。

ですが、職場においては「話は端的に伝える」方が生産性が高いに決まっていますよね。時は金なり、です。

ということで、この特徴の人は「時間の価値を軽視している」ため、仕事ができないと考えられます。

ミーティングが好き

やけにミーティングをしたがる人も、仕事ができない傾向にあります。

ミーティング好きな人の思考は、以下の通り。

  • ミーティングまで考えることを、いったん保留できると考えている
  • ミーティングが「出席者全員の時間を消費するもの」という意識が低い
  • 「ミーティング=仕事」という認識でいる

仕事ができる人の多くは、ミーティングを嫌います。というのも、ミーティングは仕事をした気になりますが、それ自体は成果に直結するものではないと認識しているためです。開催したほうが時間効率がいい場合を除いて、基本はメールorチャットのやり取りで完結させます。

ということで、この特徴の人は「仕事をした気になることを重要視する」ため、仕事ができないと考えられます。

報・連・相のやり方が下手

仕事ができない人は、「報・連・相のやり方が下手」だったりします。具体的には下記。

  • すごい細かく報告してくる
  • 非常時でもなかなか連絡してこない

多すぎたり、少なすぎたり、適度な報・連・相じゃないってことです。これは、自分がしたいタイミングで報・連・相していることが原因です。つまり、仕事をベストコンディションで進めるためではなく、「自分のタイミング」を重視しています。

ということで、この特徴の人は「仕事を客観視できない」ため、仕事ができないと考えられます。

当日欠席が多い

仕事ができない人は、体調を崩しがちです。体にも精神にも無茶をしてしまう傾向があります。

対して、仕事ができる人は、体調とメンタルの管理の重要性を知っています。そのため有給休暇を取るタイミングがうまかったりします。

ということで、この特徴の人は「体調・精神衛生の管理が下手」なため、仕事ができないと考えられます。

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仕事ができない人への対応方法

仕事ができない人への対処法

「仕事ができない人」と認識していたとしても、会社員である限り、うまくやっていく必要があります。

そのための対処方法を5つにまとめたので、1つずつ解説します。

できない人の生き方もまず受け入れる

仕事ができない人と認識すると、「否定」したくなってしまいますが、まずはその人の価値観を受け入れなければなりません。

自分が仕事ができる場合、「自分ならこうするのに、なんでできないの?」という感情がわいてきがちです。

ですが、それは「自分の価値観を正」としてとらえていて、相手の考え方や価値観を否定していることになります。組織で働く以上、価値観が似通った人たちが集まるわけではありません。当然、自分と反りが合わない人もいます。

そこで相手を否定してしまうと、以下のデメリットが生じます。

  • 相手はやる気がなくなり、より仕事ができなくなる
  • 否定することにより、相手への嫌悪感が増幅し精神衛生が乱れる
  • 周囲から自分がひどい人と認識されるリスク

ということで、否定せずに受け入れることが大切です。

システムや体制で改善できないか考える

システムや体制から見直して改善を試みるのは、かなり効果的です。

「仕事ができない人にとにかく注意喚起を促す」という人をよく見かけますが、あまり効率的とは呼べません。注意して仕事ができるようになるなら、新卒1年目に全員仕事ができるようになっていないと辻褄が合いませんよね。

例えば、下記のようにしたらわりと建設的になります。


ミスが多いなら「セルフチェックの具体的なやり方を提示」あるいは「ダブルチェック体制を取る」

仕事が遅いなら、1日のタイムスケジュールをチーム内で共有

いい意味で適度に無視する

仕事ができないとわかると、その人のことが「目に付きやすく」なります。

人は「弱点やネガティブに引き付けられやすい」という心理性質があります。ですが、これをしてしまうと、見られている側は窮屈に感じますし、見る側も仕事に集中できていない状態になります。お互いの生産性が下がるわけです。

なので、接するのは最低限。「極力気にしない」ようにすべきです。

陰口は言わない

陰口を言うデメリットは以下の通り。

  • 周囲にひろまり、一緒の職場にいずらくなる
  • 陰口を言うことで、相手への嫌悪感が増す

周りに話が広まってしまうリスクはもちろんとして、陰口は自分への直接の悪影響もあります。

それが、口にしたらした分だけ、自分はその言葉を認識してしまうという性質によるものです。心理学では「認知的不協和の解消」といいますが、「嫌いと口にしたらより嫌いになる」と脳が働いてしまうことを言います。

ストレス解消のはずが、よりストレスになる可能性があるということです。少なくとも同じ会社の人に言うべきでないことは確かですね。

病気(うつ病など)の可能性がないか考慮する

例えば、うつ病の場合、下記の特徴が現れます。

  • 判断能力の低下
  • 記憶力の低下
  • 注意力の低下(ケアレスミスが増える)
  • しゃべる、歩くなどの基本動作が遅くなる

もし、浮かない表情が増えたりしてて、このような特徴がみられる場合はちょっと心配です。仕事できるできないを言ってる場合ではなく、受診と休養を促しましょう。

【さいごに】本人は「辛い」か「気づいてない」ので…

仕事ができない人は2パターンいると思います。

  • 本人も自覚していて「辛い」と感じている場合
  • 本人は「無自覚」な場合

特に前者は病みやすい状況かもしれないので、思いつめないように業務改善する必要がありますね。とはいえ、両パターンとも対処方法は同じで、「建設的に」というスタンスに徹することです。

というわけで、以上です。

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