仕事を辞めたい人
本記事では、このような悩みを解消していきます。
- 現時点で仕事を辞めるべきか明確になる
- 辞める際の注意点や、スムーズな辞め方がわかる
本ブログを運営している私は、現在WEBマーケターとして会社員をしていますが、その前は医薬品業界(1.5年)、塾講師(1年弱)で働いていました。「石の上にも三年」というルールを完全に無視しまくって転職してきたわけです。結果として、今はわりと幸せに働けています。
そのような経験から、会社を辞める際に考えるべきことについてまとめました。少し長いですが、最後までお付き合いください。
本記事の内容
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「会社・仕事を辞めたい」は甘えか?
「仕事を辞めたい」という、自分の気持ちを「甘えかもしれない」と考えてしまう人って多い気がしますが、それは「洗脳」です。決して甘えではないですよ。
私も辞める前に色々と悩みましたが、冷静に考えてみると会社からの洗脳であることに気づきました。下記のようなことを日常的に言われたり、このような考えの上司がいる職場の場合はまさにだと思います。
- 人手不足なので、辞めるとチームメンバーやお客様に迷惑がかかる
- いま辞めて転職しても、他に通用する場所なんてない
- 退職を考えるなら、ここで結果を出してからにすべき
要は、辞められると困るので、辞めないように「退職=悪」と刷り込みをしているわけです。上司としては、部下にやめられると下記のデメリットがあります。
- 部下の離職率が上がると、自分の管理能力が問われて評価が落ちる可能性
- 辞めた穴を埋めるために、人員配置を考えないといけない
いかがでしょうか。上司が「己のため」にあなたに洗脳をかけてきているということがハッキリしたと思います。辞めて困るのは会社の問題です。あなたの人生には全く関係ありません。
ということで、仕事を辞めたいと考えるのは甘えではないし、甘えかどうか不安になるなら、そもそもあなたの会社にはエゴな上司しかいないかもというお話でした。
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【診断】会社・仕事を辞めたいと思う理由
- 給料が安すぎる
- 人間関係が最悪
- 仕事内容が合わない
- 労働時間が長すぎる
- 社風・会社の雰囲気に合わない
- 正当に評価されない
- シンプルに働きたくない
上記のように、7つの理由で辞める人が多いようです。これらのいずれかに当てはまっているなら、だいぶ正当という感じですね。一般的に見ても辞めるのはしょうがない理由。
それでは、1つずつ深掘りしてみていきます。
1. 給料が安すぎる
いくら頑張って働いても、報酬が低いとかなり厳しいですよね。
会社で働いていると、基本的には真剣に業務をこなします。その背景には、下記のような思いがあったりしませんかね。
- 活躍して周りの人に感謝されたい
- ミスして怒られるのは嫌だ
- 自分がサボると周りに迷惑がかかる
- 株式会社○○で重要案件を担当してる自分てすごい
要は、集団社会で生きてるので「周りからの視線」がモチベーションになるパターンが多いということです。そこで「仕事を頑張ってる私は正義」というような「やりがいフィルター」がかかるわけですね。
ですが、疲れた時や周りから批判された時にふと考えるわけです。
なんでこんなに真剣にやってるんだろう…給料少なくね?
ぶっちゃけ会社員としてどんなに頑張って働いても、昇給のスピードって大したことないですよね。
どんなに大きな案件を獲得して会社の利益に貢献しても、あなたの手元にくるお金は月々1、2万円アップすればいい方じゃないですかね。2回分くらいの飲み代を渡されて「あざーす」と会社に利益を持っていかれるわけです。
そんな時の心理の動きを、ざっくりまとめると下記のような感じです。
他社から認められる自分が好きで一生懸命働く
↓
意外と感謝されてない感に不満を持つ
↓
「やりがいフィルター」が外れたとたん、仕事内容と給料のつり合いを考える
↓
どう考えても給料が安すぎると感じ辞めたくなる
ということで、給料って会社とあなたをつなぎとめる命綱みたいなものです。やりがいフィルターが外れてもその会社にいる理由には、給料が深く関わってきます。
2. 人間関係が最悪
人間関係も会社を辞めたくなる理由の大きな要因です。
極端かもしれませんが「給料」と「人間関係」が良好であれば、基本的に会社を辞める思考になりにくいです。どちらかに不満があると、会社に対して批判的に考えるようになり、仕事内容や会社の風土についても目に付くようになるというのが、あるあるだと思います。
それだけ自分の精神状態に大きな影響を与えるのが、給料と人間関係です。ですが、会社員である限り、自分と気の合う人とだけ仕事をするわけにもいきませんよね。そこで、「いかに省エネで効率よく友好関係を築くか」がポイントになるわけです。できるだけ低ストレス・低労力を目指しましょう。
下記の記事で、友好的な人間関係を築き方について、超具体的な方法を解説しています。明日から実践できる内容なので、それらを試してもらいつつ、会社を辞めるか再度考えてみるのもいいのではないでしょうか。
仕事で人間関係に悩む人へ【科学的にうまくいく方法】3. 仕事内容が合わない
仕事内容が合っていなくて、大きなストレスを抱えてしまう場合もあります。仕事内容が合っていないと感じるパターンは大きく下記です。
- 業務レベルが合っていない
- 嫌いな業務が多すぎる
例えば、「もっとクリエイティブな業務が得意なのに単純作業ばかり」とか、「人と話すの苦手なのに営業職」だと、精神的にしんどいですよね。
ということで、仕事が合っていないと感じている場合は、取るべき行動があります。そんな方向けに、下記の記事でその行動について解説しています。あわせてお読みください。
いまの仕事が合わないと感じる原因【4つの取るべき行動】4. 労働時間が長すぎる
労働時間が長すぎる場合は、さっさと辞めるべきです。(短期的にスキルを習得したい等の明確な目的があるなら別ですが…)
というのも、労働時間が長いと下記の弊害が生じます。
- 疲れが抜けず、体調が悪くなる
- 精神的に消耗する
- 働くために生きてる感じになる
- ひたすらQOLが下がる
良いことないですよね。仮に残業代がきちんと支払われたとしても、これらの弊害を埋め合わせるのに十分な対価ではないと思います。
こんな話をすると、「人手不足だからしょうがないよ」という人がいます。「いやいや、人を雇えよ」と思いますよね。ちなみに、人手不足な理由は下記のとおりです。
- 人を雇うお金がない
- 少人数で回せば利率が上がるという、離職リスク等を考慮しない短期視野
いずれにしても、この状態の会社ってイケてないですよね。そのイケてない会社のために、自分に鞭打つ必要はないということです。しょうがないと不満を飲み込むくらいなら、辞めちゃって全然OK。自分の体を第一に考えましょう。
5. 社風・会社の雰囲気に合わない
会社で働いていると、必ず「社風」という特有の雰囲気があります。社風と聞くとかなり抽象的ですが、わかりやすく定義すると下記の通り。
- 社内政治的な力関係
- 権力者のこだわりによる、暗黙のルールや方針
サラリーマンであれば、誰もが感じたことがありますよね。今まで異なる3つの業界でサラリーマンをしてきましたが、どの業界にもありました。ですが、その強弱や性質がやや違っていました。
内資と外資によって、大きく異なる。
内資は、社内政治的な人間関係が多く、権力者の作った暗黙のルールも多い。対して外資は、社内政治的な人間関係はほとんどなし。ただ、発言力が強い人のルールを強制させられる場面が多い。
チームプレーがほとんどないので、社内政治的な人間関係は少ない。しかし、社会貢献の思想が強く根性論で施策を打ち出す場面が多いので、盲目的に働ける人でないと、かなり温度差を感じる。
WEBの中でも、「制作部隊」と「分析・施策部隊」で雰囲気はだいぶ違う。
とくに広告代理店の制作部隊は、社内政治的な人間関係が大きい。社内でスーパープレイヤーと呼ばれる人のこだわりが「善」になる文化。
分析・施策部隊は社内政治的な人間関係は弱め。データベースで仕事を進めるので、個人のこだわりによる意思決定も少な目。かなりドライな印象。
具体的に感じた印象は、上記の通りです。ちなみに個人的には、WEBの分析・施策部隊の雰囲気があっており低ストレスです。雰囲気の不一致は大きなストレス要因になるので、充分辞める原因になり得ます。あなたはご自分の会社にいて、違和感を感じていないでしょうか。
6. 正当に評価されない
正当に評価されないのも辞める理由になります。
- 個人成績が優秀でも、チーム成績がいまいちで評価に繋がらない
- 成績では自分が勝っているのに、上司に気に入られている同僚が昇格した
- 新人育成とかやらされて完璧にこなしても、評価には反映されない
例えば、私の周りでは上記のような理由で退職する人がいました。自分でコントロールできない評価項目を設定する会社の場合、頑張った分だけ割を食ってしまいます。頑張って評価に繋げたい人は、明確な評価制度のある会社に移るのが手っ取り早いですね。
7. シンプルに働きたくない
人には言いずらいかもですが、「働きたくない」というのも1つの辞める理由です。とはいえ、収入源は確保しておく必要がありますよね。
会社員として働くのが嫌になった場合は、独立してフリーランスや事業を立ち上げるパターンが多いと思います。(会社員より自分で考えて収入を獲得しなければいけない分、難易度が上がっている気もしますが)
理由はわからないけど、とにかく働くこと自体がもう嫌という場合は、1度うつ病を疑ってみましょう。うつ病の症状で「何もやる気が起きない」というものがあります。その場合は、傷病手当金を取得しつつ、休職。やる気が戻るまで休みましょう。
会社・仕事を辞める時に考えるべきこと
会社を辞めたいと感じたら、3つのステップを踏みましょう。後悔せずに、適切な判断ができるはずです。
- 1度ゆっくり休んで辞めるかを決断すべき
- 現状、改善の余地がないかを判断基準にする
- 会社・仕事をスムーズに辞める段取りを組む
1度ゆっくり休んで辞めるかを決断すべき
会社が嫌になり、突然の辞める判断はしない方がいい場合もあります。
というのも、「心身が疲れていて、判断力が低下している」可能性があるためです。その状態で重要な判断を下さないほうが賢明です。
自分の気持ちがかなり萎えている、疲れているとかんじている場合は、長期的な休暇を取得してみましょう。有休で対応できるなら良いですが、難しそうなら精神疾患等の疑いがあるため、病院に診断書をもらい休職させてもらうのがおすすめです。
ゆっくり休んでいると、「ひたすら辞めたい逃げたい」という気持ちから「他のことをやってみたい」みたいな心境に変わってきたりするので、前向きに立ち上がれたりします。
くれぐれも疲弊しているときに、感情に任せた判断をしないようにしましょう。いったん休んで決めたら後悔せずに済みます。
現状、改善の余地がないかを判断基準にする
辞める前に、現状で改善の余地はないかについて考えてみましょう。改善の余地の有無について、判断基準は以下の通り。
自分のスタンスを変えたら解決するか
自分が変われば解決するのか、自分がいくら頑張ってもどうしようもないか、ということです。
例えば、人間関係が原因で辞めたいと考えているなら、「接触回数を減らす」「飲み会は全て欠席」「コミュニケーションは全てメール・チャット」などの自分なりの対策を立てたとして、解決されるかを考えます。
いくら対策を考えても改善の余地がなさそうだと感じた場合は、次のスムーズに辞めるステップに移ります。
会社・仕事をスムーズに辞める段取りを組む
ここまでのステップで辞める決断をした場合は、あとは「いかにスムーズに辞めるか」ですね。あなたが辞めたくなるほどな会社なので、わりとクセのある上司が多かったりすると思います。そこで辞める時にトラブルを起こすと、精神的に消耗してしまいます。
下記の記事に、省エネでスムーズに会社を辞める方法をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒仕事・辞め方
【さいごに】うつ病の疑いがあるなら…
本記事では、会社を辞める理由と、辞めるまでに考えることについて解説してきました。とはいえ、個人的な意見としては「辞める理由を探すほど嫌になっているなら、辞めたほうがいい」です。
ぶっちゃけ、うつ病になってからだと回復に数ヶ月かかるので、かなりコスパ悪いです。「こんな会社のためになんで…」みたいな感情も乗っかり、自己嫌悪になったりしますので。本調子じゃないと感じたら、「休む」or「辞める」でいいと思っています。
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