仕事のミスに悩む人
仕事でミスをしてしまって悩んでる。結構落ち込んでるので、どうしたら立ち直れるか知りたい。あと、今後ミスを減らすために良い方法があれば知りたい。
- 仕事でミスしたときの対処法がわかる
- 仕事のミスを防ぐ具体的な方法がわかる
本記事を書いている私も、もともと仕事でミスが多くて悩まされていました。そこでビジネス本や仕事ができる先輩から学びつつ、なんとか新卒時代に比べミスの数を減らすことに成功しました。
現在はWEBマーケターとしてサラリーマンをしていますが、わりとお客様から高評価を頂き働くことができています。
本記事では、社会人として色々試行錯誤して身につけた、失敗・ミスへの対処法のノウハウや、ミスを減らす考え方をお伝えしていきます。
スポンサーリンク
本記事の内容
仕事でミス・失敗したときの対処法
ミス・失敗の原因を分析する
仕事で失敗したときは、まずその原因について分析することが大切です。
というのも、失敗やミスの原因を分析することは、下記のようなメリットがあります。
- 原因を特定することで再発防止策を考えやすくなる
- 原因を鮮明に把握する事で、漠然とした不安が消える
今後のミスが減るという実益と、精神衛生的にも「分析」は有効な手段です。では具体的な手段ですが、ミスは下記の4種類に分類することができます。
- メモリーミス(忘れた! )
- アテンションミス(見落とした! )
- コミュニケーションミス(伝わっていない! 聞いていない! )
- ジャッジメントミス(判断を間違えた! )
これは、宇都出雅巳さんの「仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方」で学んだ分類方法です。どうですかね、仕事上の全てのミスはこの4タイプのいずれかに当てはまってますよね。
分類しつつ、原因を文章で書き出してみましょう。原因が明らかになったら、次の再発防止策のステップに移ります。
ちなみに、この書籍自体も良書なので、ミスを連発してしまって現在萎え中の人は1度読んでみてください。だいぶ頭が整理されると思います。
>>仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方
再発防止策を考える
再発を防止するために「ルール化」すると、効率的なうえにラクです。
というのも、「ヒューマンエラー」ってどんなに気を付けてても起こりうるものなので、そのリスクを最小化するために業務フローを最適化していくしかないんですよね。
「とにかく気をつけなきゃ」でミスが減るなら、品質管理会社なんて存在しないはずです。ルール化さえしちゃえば、気持ちの切り替えもスムーズなのでメリットだらけですよ。
ということで、具体的な防止策を考えていきます。ルール化は4つのミスのタイプによって適切なものがあります。例えば下記の感じです。
メモリ―ミスの場合
タスクごとにメモを作成し、タスクの関連情報は全て記録する
いずれにしても「記録すること」をルール化するわけですが、ひたすらメモ帳にメモるとかだと結局メモしたことを見落としたりします。なので、タスク管理ツールとかを使っているのであれば、そのタスクの備考欄にガンガン記入していけばOKです。
もし使ってなければ、PCでメモをタスクごとにファイルを分けて作成し、情報をそれぞれ随時更新していきましょう。
ポイントはタスク毎の情報管理です。1番シンプルでおすすめですね。
アテンションミスの場合
- PC上だけではなく、必ず印刷してアンダーラインを引きながらチェックする
- 確認用のチェックリストを作成して、業務フローに組み込む
- ダブルチェック体制をチーム内で徹底する
下に行くほど手間はかかりますが、ヒューマンエラーのリスクを減らすことができます。今まで対策を打ったことがないのなら、1番上の防止策を講じるだけでも、既存の業務フローでは気づかなかったミスも大量に炙り出せます。
コミュニケーションミスの場合
仕事に取り掛かる前に必要情報のテンプレをつかう
仕事を始める前に、5W2Hについてハッキリさせましょう。下記が必要情報テンプレです。これは最低限、関係者と会話しつつ埋めてからスタートしましょう。
- When(期限は?)
- Where(開催場所は?)
- Who(担当者は?)
- Why(行うことになった経緯は?)
- What(目的は?)
- How(具体的な業務フローは?)
- How much(予算は?)
ジャッジメントミスの場合
- 判断軸を明確に文章化する
- 判断軸に基づいた判断に徹する
判断ミスは結構、再発防止策考えるの厳しいかもです。
というのも、このミスの原因は個人の「思考方法」に依存しているためです。なので、何を判断軸にするのか明確にしておき、判断が必要な状況になった際には感情ではなく、その軸に基づいてジャッジすることを徹底しましょう。(←これが難しい)
ちなみに私の場合は、「いかに利益を出せるか」と「いかに工数を削減できるか」ということを軸において働いています。いわゆるコスパですね。利益に繋がらなすぎるタスクはなくす交渉をしますし、業務フローに無駄があれば徹底的に省きます。
関係者に報告・謝罪・再発防止策を伝える
気まずいと思いますが、関係者には失敗したことをきちんと説明しましょう。
とはいえ、伝え方も重要です。「ミスっちゃいました…」だけだと、相手も「はぁ?」となってしまい、険悪な雰囲気になること間違いなしです。
ということで、下記の順番に伝えると良いかと思います。
- ミスった内容と実害を簡潔に伝える(←言い訳一切なしで、事実をシンプルに)
- 謝罪(←言い訳一切なしで、迷惑かけてすみませんとストレートに)
- 再発防止策(←言い訳一切なしで、原因と今後の業務フローを伝える)
ポイントは、言い訳はいらないです。長ったらしいうえに不快感を与えます。ミスった内容・実害を伝え、具体的な再発防止策を言う。それが結果的に、最も誠意を伝えられる方法です。
【注意事項】ミスを隠すことはやめよう
ミスったときに、気づかないふりなどをしたり、どうにか隠蔽したくなる気持ちになることがありますよね。しかし、それは絶対にやめましょう。
下記のリスクを伴うことになります。
- 職場での信頼がなくなり肩身が狭い思いをする
- 懲戒処分などの人事的な制裁を受ける
- 損害賠償の一部支払い等の法的制裁を受ける
下に行くにつれて重い処罰ですね。損害額の大きさによっては、損害賠償の一部支払いはかなり致命的になります。ということで、言い出しにくいかもしれませんが、そんな時こそ即報告することで事態は好転します。
スポンサーリンク
仕事のミス・失敗を減らす具体的な方法
ミスが多い人の特徴を知っておく
新人、中堅社員に関係なく、ミスが多い人っていますよね。
そんな人たちには「共通した特徴」があります。特徴を知りつつ、自分が当てはまっていたら適切に改善しましょう。下記の記事で詳細を解説しているので、あわせてお読みください。
仕事でミスが多い人の6つの特徴【この改善策でOK】失敗ばかりで落ち込み切った自己肯定力を上げる
「失敗続き」という経験が蓄積してしまうと、自信を喪失してしまい自己肯定力が下がってしまいます。自己肯定力が下がっていると、下記のような思考になりがちです。
「自分は何をやっても駄目だ」「自分の判断は間違っているはずだ」「上司に怒られないようにしないと」
このように自分に対して常に不安を感じ、他社に感情の主導権をゆだねてしまいます。ミスにビクつき、しかも案の定ミスってしまうと落ち込む一方。気持ちの切り替えどころではなくなってしまいます。
そこでまずは「自己肯定力を上げる」ことが大切です。その具体的な方法は下記を埋めるだけです。
■失敗で会社に与える影響は?
■自分の仕事が会社にもたらす利益は?
■自分は何のために働いている?
どうですかね、失敗が会社に与えるインパクトって大したことない気がしませんか?そこそこ大きな案件をポシャったとしても、数百万~数千万円とかですかね。
では、自分が会社にもたらしている利益についてはどうでしょうか。自分が担当する案件の年間総額って、計算してみるとかなり大きいんじゃないでしょうか。少なくとも損失額よりはるかに。
最後に、何のために働いているのかも考えましょう。仕事場の判断軸が「上司に怒られないように」とかになってる人は、目的を見直すいい機会になると思います。会社に勤めて働く目的って大体下記じゃないですかね。
- 稼ぐため
- 興味のある業界で実績・経験を積むため
- 社会に所属してる感を味わい、承認欲求を満たすため
自分なりの目的をはっきりさせたら、失敗にビクビクする感情は「不純物」。
一般社員が取れる責任なんて、たかが知れてると割り切りましょう被害を最小限に食い止めて再発防止を考えたら、後は「気にしない」ことに徹するのが大切です。
【注意事項】突然ミスが増えた場合
突然ミスが増えたりして、上記で挙げた対処法をこうじても効果がない場合は、疾患や障害の可能性もあります。
というのも、私も一時期うつ病になりましたが、謎のケアレスミス三昧でした笑
ケアレスミス多いな、と感じててどうも改善が難しいという状況なら、試しに病院を受診しましょう。わりと下記のような診断を受けるかもしれませんよ。
- うつ病
- ADHD(注意欠陥多動性障害)
原因がはっきりすれば、今後の自分との付き合い方も検討できるので、気持ちが楽になるはずです。
【さいごに】ミスを連発すると辛いけど
ミスを連発しても、そうそうクビになることはないでしょうが、精神的に追い込まれて「怖い」「会社に行きたくない」「もはや辞めたい」みたいな気持ちになったりします。
精神的にヤバいなと思ったら、長期休暇などをとってゆっくり休みましょう。それで「辞める」という判断をするのもよし。
ぶっちゃけ、ミスが続いたとしても周囲から舌打ちされるくらいで、あなたの価値は下がってないので気楽にいきましょう。
というわけで、以上です。
あわせて読みたい
仕事がうまくいかない人へ【仕事をうまくいかせる思考法】仕事から逃げたいなら、さっさと逃げないと損【合理的な理由】仕事で悩みがある人専用【10コのタイプ別に解決法を提案】スポンサーリンク