仕事が終わらない人
なぜいつも仕事が終わらないんだろう。いつも残業なんだけど、早く帰れる人ってどうしてるの?できれば、早く帰るからといって、周りからの評価も落としたくない。
- 仕事が終わらない原因がわかる
- 仕事を終わらせて、残業しないコツがわかる
- 早く帰りつつ、周りの評価も上げるコツがわかる
仕事を早く終わらせつつ評価を上げるのって、ちょっとしたコツだったりするので、本記事ではそれをお伝えしていきます。
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仕事が終わらない原因
会社員として働いている場合、仕事が終わらない原因は3つに大別できます。
- 会社が原因
- 部署やチームが原因
- 自分個人の原因
会社>部署>個人という感じ。部署については、課やチームなど、自分に直接業務を割り振るグループという意味なので、ご自分の会社にあてはめてお考え下さい。
仕事が終わらない原因は、この3つのいずれかに分類できるはずです。では、1つずつ深掘りして見ていきましょう。
【会社原因】人員に対して業務量が多すぎる
離職率の高い会社に多い傾向なのが、「人員に対して業務量が多すぎる」というやつです。
これは、人や労働力をを見立てずに、以下をやろうとする場合に起きやすいです。
- 新規顧客の獲得
- 新事業、サービス、システムの開始
つまり、リソースがないのに新しいことを積極的にやるということです。他の原因としては、離職率が高すぎて社員が育たず、仕事が回らないとかですね。
記事の後半で、仕事を終わらせるためのノウハウはお伝えしますが、ここでも端的に解決策をあげておきます。
外部リソースを利用する仕組みを作る。
いわゆる外注です。単純業務とかで、なんでわざわざ社員がやってるんだろう、という業務は外注しましょう。とはいえ、指示書がないと外注できません。自分が関係している仕事は積極的にマニュアル化していきましょう。
【部署原因】割り振りのせいで業務量が多すぎる
自分だけ業務の割り振りが多すぎる…みたいな場合もありますよね。そう感じた方は、下記のいずれかに当てはまっていませんか?
- 管理者が、部署内のタスクの割り振りまで管理できていない
- 多くの業務を持っているのに、頼まれたら断れない
- 人に仕事を頼めない
また、仕事を頼まれたら断れなくて業務過多になるケースと、人に仕事を頼めないケース。これも結構深刻ですね。なので、解決策をあげておきます。
自分の業務(作業予定時間つき)を公開。
部署内に、作業予定時間つきで手持ちの業務を公開しましょう。管理者にも可視化されるうえ、他の人からイレギュラーな業務が振ってきにくくなります。
【個人原因】自身のスキル不足
個人のスキル不足で仕事が「終わらない、進まない、間に合わない」と嘆いている人も多い印象です。
とはいえ、個人原因なので改善が最も簡単です。個人原因の一例をあげるとこんな感じでしょうか。
- 仕事のゴールが見えていない
- 必要以上にこだわって時間をかけている
- 処理速度を上げるテクニックを知らない
このような問題の解決策について、下記の記事で解説しています。
仕事が遅い人の特徴と有効な改善方法【新人・部下への指導】
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仕事を終わらせて、残業しないコツ
3つに大別できるとはいえ、仕事が終わらない原因はさまざまあります。しかし、仕事を終わらせるためのコツは、たった3つです。
- タスクを「見える化」
- 安請け合いはNG
- とにかく集中
この3つのコツを押さえれば、基本的に最速で仕事は終わります。一見すると当然のことのように見えますが、徹底するのは結構難しいです。なので、1つずつ深掘りして解説していきます。
タスクを「見える化」
まずはタスクの「見える化」です。「見える」ようにする対象は下記のとおりです。
- 自分
- 部署メンバー
- 上長(業務の割り振り責任者)
自分にも他社にも見える化するのがポイントです。自分のやるべきことを把握できて作業効率が上がるうえに、明らかに多すぎる割り振りを防ぐ効果があります。
また、見える化する内容には必ず「予定作業時間」も含めます。例えばこんな感じです。
【手持ちタスク】
■今日中に対応
- タスクA:1時間
- タスクB:2時間
- タスクC:1時間
- タスクD:3時間
■今週中対応
- タスクE:4時間
- タスクF:4時間
- タスクG:3時間
これを毎日、部署内あるいはチーム内などで共有してしまいましょう。基本、共有されて嫌がる上司はいないはずです。ちょっとウザがられたとしても、業務効率を優先です。
安請け合いはNG
手持ちの業務が多いのにもかかわらず、新たに業務を引き受けるべきではないです。
もし間に合わなかったら、業務を振った側も自分も不幸になります。基本的に「見える化」をしていれば、無茶ぶりされる頻度は減ると思いますが。
とはいえ、「断るのが苦手」という方もいますよね。そんな方に質問ですが、逆に「残業は得意」なのでしょうか?
おそらく、そんなことはないと思います。業務過多なら合理的に断りましょう。
ただ、「無理です」と断るのは敵を増やしそうという方は、合理的に断る方法を下記の記事で紹介しているので、参考にしてください。
仕事がきつい時の8つの理由と解決策【職業ランキングつき】とにかく集中
自分の業務量が多すぎると陥りがちなのが「目の前の仕事に集中できない」ということです。
たしかに終わらない業務量を目の前にしたとき、精神的に追い込まれやすくなります。しかし、ここまで読んだ方は「見える化」を利用しましょう。本日やる業務の時間が見えているので、その時間通りに進めるだけです。
集中力を高めるために、さらに突き詰めると、1つのタスクを細分化して作業中に迷いを消す方法がありますが、本記事では割愛しますね。
下記の記事で詳しい手順を解説しています。
「仕事に集中できない」は終わり【集中する3つのコツ】
早く帰りつつ、周りの評価も上げるコツ
- 仕事が少ない日は、「業務効率化」に注力
- 業務に繋がり、スキルになる勉強をする
- 一芸に秀でる
早く仕事を終わらせても、そもそも「雰囲気的に帰りにくい」「早く帰ったら嫌味を言われそう」という懸念があるとなかなか帰れませんよね。そんな慣習はクソくらえだというストロングスタイルを貫けるのは、もしかしたら少数派かもしれません。
ということで、「早く帰るんだけど、同時に評価も上げちゃおう」という作戦です。高評価がもらえれば、罪悪感なく帰れます。では、1つずつ見ていきます。
仕事が少ない日は、「業務効率化」に注力
基本的に、日によって業務量には波があると思います。たまに仕事が少ない日がきたら、「業務効率化」に注力しましょう。
というのも、業務効率化はかなりコスパが良いためです。自分の業務も早く終わりやすくなるうえ、次のメリットがあります。
- 効率化の内容によっては、部署全体の工数が減る
- 全体の工数に貢献しているので、早く帰りやすくなる
もはや、やらない理由がないですよね。具体的な内容は、下記の感じが良いと思います。
- 自分以外でも業務ができるようにマニュアルを作る
- 外部業者向けに指示書を作る
- 部署内での業務フロー改善資料を作る
- 単純作業の自動化
仕事に繋がり、スキルになる勉強をする
「仕事にも自分にも活かせる勉強」に時間を割くのもおすすめです。
仕事を自動化したり、パフォーマンスを上げるスキルを身に付けつつ、資料やツールを作成すればそのまま会社の資産になります。
自分的にも評価につながりやすいし、転職や独立を狙うときに武器になるのでWINWINですね。
具体例としては、下記の通り。
- 業務に使えるプログラミング言語(VBA、Pythonなど)
- 業務に関係する専門知識
- 業界関連の資格
一芸に秀でる
何か1つずば抜けていることがあれば、早く帰っても文句を言われにくくなります。いわゆる「アイデンティティ」ってやつです。
これは若干、キャラクターに依存するので、おまけ程度に考えてください。あくまで本道は「業務効率化」と「スキル習得」です。
- プレゼンがうまい
- 営業力が高い
- 「社内で自分だけ」の専門知識をもっている
- 社内の権力者を味方につけてる
現時点で「辛い、泣きそう、うつかも」と感じているなら
最後になりますが、現時点で心が折れそうなら、もうどうなってもいいやという勢いでとにかく実行してみてください。
辞めたいと思うのは逃げじゃない
仕事が終わらない、辛い、辞めたい。と思うのは正常です。では、道は2つです。
- 辞める
- 本記事の内容をまんま実施してみる→ダメなら辞める
どちらでも良いと思います。少しでもお役に立てればと思いつつ、病むぐらいなら辞めるのが吉。
早く帰るのが不安でも、とにかく帰る
仕事が完全には終わってないけど…周りは帰ってないけど…という思いで帰るのが不安な時もあるかもしれません。しかし、「会社で自分の身を守れるのは自分だけ」です。とにかく帰りましょう。
というわけで、以上です。
仕事が終わらないと悩んでいる方のお役に立てたら幸いです。
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