仕事が合わない人
- 仕事が合わないと感じる原因を、具体的に確認できる
- 仕事が合わないと思った時の、とるべき行動が明確になる
ちなみに私も過去に仕事が合わないな…という経験をしてきました。下記がざっくりと経歴です。
■医薬品業界に新卒入社
業務内容、職場の人達のキャラクターともに合っていない感。
しっかりうつ病になり、休職&転職
↓
■教育業界(塾講師)
業務内容は自分に合ってる感。わりと高評価もいただける。
しかし、職場の人達のキャラクターとは強い不一致感。激務による疲労。
続けたら、また体を壊すと感じ撤退。また転職。
↓
■IT業界(WEBマーケター)現在
業務内容も周りの人達も自分に合ってる感。(日々に違和感・ストレスほぼなし)
精神的に余裕も出てきたので、個人ブログも始めちゃう。
原因は違いますが、仕事への不一致感によって2回転職しています。しかも全然ちがう業界に。現在は、ようやく自分に合った業界をみつけられたと感じてます。
ということで、職場でうまいことやれずに2度も逃走した経験をふまえて、「仕事が合わないと感じたとき」について、お話ししていきます。
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本記事の内容
仕事が合わないと感じる原因
仕事が合わないと感じる原因は、下記の3つに大別できます。
- 仕事の内容が合わない
- 周りの人間関係が合わない
- 職場環境・雰囲気が合わない
というのも、会社で働くと外的要因が「仕事内容<周りの人間関係<会社そのもの」という枠組みの中で構成されるからです。
では、1つずつ具体例を挙げながら、深掘りしていきます。自分に該当しているものを見ていきましょう。
仕事の内容が合わない
「仕事の内容が合わない」という、業務そのものに違和感を感じる場合です。下記が主な内容。
- 業務のレベルが高すぎて、キャパを超えている
- 本質的に嫌いなものが、業務の大半を占めている
1つ目は、レベルが高すぎる場合です。専門的な知識が求められる場合に、感じやすいかもしれませんね。あるいは、役職を上げられて業務内容が変化・責任が重くなる場合も感じやすいです。ですが、この場合は、「慣れ」で好転する可能性アリです。
2つ目は、業務内容が嫌い・苦手という場合です。ある程度は仕方ないですが、その職業の本質的な業務が嫌いだと、話は深刻かもしれません。
例えば私の場合は、医療業界のCRAという職種で、さまざまな書類に不備がないかをチェックする職業だったのですが、確認作業などの事務的業務が大嫌いでした。そして、不備出しまくりで散々な結果に。
嫌い→モチベ下がる→嫌々こなす→不備が出て落ち込む→より嫌い→くりかえし
こんな負のスパイラルで徐々にメンタル削られていった気がします。そんな場合は、記事後半のとるべき行動をご覧ください。
周りの人間関係が合わない
「人間関係」で今の職場が合わないと感じる場合です。主な原因が下記です。
- 上司や先輩とやり取りするだけで消耗してしまう
- 仕事のやり方・働き方を理解されない
- 同期とも対立しがち
1つ目は、「上司や先輩」です。人間関係で合わないと「精神的な消耗」を感じます。イライラさせられたり、過度に気を使わなければならなかったりすると、すごい疲れますよね。
2つ目は、「仕事のやり方・働き方を理解されない」ことです。「理解されない=否定されることが多い」と考えてもいいと思います。基本的に否定されまくる職場では、適職だと考えられるわけないですよね。
3つ目は、「同期とも対立しがち」です。同期なんて気にならないという、ストロングスタイルな人なら問題なしですが。同期と対立してしまうと、自分との距離が近い分、自分はこの会社に合ってないのかと感じてしまうようです。
というわけで、人間関係についてでしたが、「周りの人が悪いということではない」という認識が大切です。自分との「相性が悪い」と考えましょう。
その証拠に、低ストレスで仲良くやっている人達もいますもんね。自分とはたまたま合わない人だと考えることで、無駄に気持ちが左右されることを防げます。
職場環境・雰囲気が合わない
「環境や雰囲気」が合わない場合です。下記が代表例。
- やりたいこと、なりたい姿がそこにはない
- 勤務体系をストレスに感じる
- 社風・制度に違和感を感じる
1つ目は、「やりたいこと、なりたい姿がそこにはない」ことです。上司の中に、自分がなりたい姿に近い人が全くいない場合、けっこう不安になりますよね。
2つ目は、「勤務体系をストレスに感じる」ことです。自分のリズムや価値観に合っていないと、かなりシンドいです。勤務時間が昼か夜か、休日がシフトか土日か、固定勤務かフレックスかなどなど。人によって好みが違うので、周囲の賛同が得にくいのもキツイところですね。
3つ目は、「社風・制度に違和感を感じる」ことです。会社全体との不一致感ですね。社風については、伝統的な慣習を貫くか、新しい技術を積極的に取り入れていくかで、わりと二極化してます。制度については、評価の仕方や給料制度です。
会社そのものに合ってない感を感じているので、この場合は具体的な対応策が必要になります。この後の、とるべき行動をご参考にしてください。
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仕事が合わないと思った人がとるべき行動
ここから、具体的なとるべき行動を提案します。下記の4ステップです。
- まずは正常な判断をするためにストレス対策
- 動きたいときに動けるように準備する
- 情報を集めつつ、力を溜める
- 面白そうなことを見つけたら動き出す
では、1つずつ解説していきます。
1.まずは正常な判断をするためにストレス対策
まずは「正常な判断」ができる状態に、気持ちを整えないと始まりません。
ストレス対策となると色々ありますが、私が仕事が合わないと感じたときは、以下のマインドを持つことが1番効果的でした。
割り切りつつ、「良い我慢」をする
前半で色々な要因をお伝えしてきましたが、原因が何であれ、あなたがそう感じたのなら「仕事が合っていないのは事実」です。事実を変えるという対処法は、ほぼ不可能です。そこで「良い我慢」をしましょう。我慢と聞くと辛そうですが、我慢には2種類あります。
- 良い我慢:目標があって、耐えつつ前進
- 悪い我慢:目標がなく、辛さにひたすら耐える
端的にいうと、「目標の有無」ですね。終わりの見えない耐久って救いがないですもんね。ということで、次のステップで目標(楽しみ)を持つために準備です。
2.動きたいときに動けるように準備する
仕事が合わないという現状を打破するためには、環境を変える必要があります。アンテナをはっていると、部署異動や転職でいい話が急に来ますからね。
とはいえ、変える準備ができていないと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。なので、身軽で動きやすい体勢を作っておく必要があります。具体的には、下記の実践がおすすめです。
- いま担当している仕事は全てマニュアル化しておく
- 残業を極力避ける
- 貯金を確保
私の場合、とくに「マニュアル化」は効果大でした。引継ぎ期間ほぼ0で退職できました。
3.情報を集めつつ、力を溜める
常に情報を収集しましょう。部署異動の話はないか、いい条件の転職はないか、フリーランスでやっていけそうかなどなど。会社や職種によって、環境を変える方法は多様にあります。アンテナを張りましょう。
そして、よりよい環境に行くために力を溜めることも重要です。具体的には下記の通り。
- 資格の取得
- スキルの習得
- 外部コミュニティへの参加
今の会社で耐えつつ、これらを実行して前向きに頑張れれば、それは「良い我慢」ですね。
4.面白そうなことを見つけたら動き出す
そして、やりたいこと・面白そうなことがあったら、飛びついてしまいましょう。現状の「合わない仕事」には目もくれず。
そのためのステップ1~3です。とはいえ、急に環境を変えるのに抵抗がある人も多いと思います。それは「現状維持バイアス」という心理作用が、正常に働いているだけなので大丈夫ですよ。
現状維持バイアスとは、変化によって利益が得られるとしても、現状維持する方が良いと感じてしまう心理作用。偏見・先入観のために安定を求め、変化を避けると言われる。
仕事が合わなければ辛いし、ストレスは当然。甘えとかではない。
ここまで、環境を変えるために動くという話をしてきました。
しかし、以下のような不安を抱いてしまうかもしれません。
「すぐ辞めるのは甘えとか思われそう。」
「仕事が合わないっていうのが退職理由として認められるのかな。」
ただ、断言できるのは、あなたに合わない職場の周りの目を気にしても、意味はないってことです。それで苦痛によって体調不良になったりしたら最悪ですよね。とにかく動きましょう。
というわけで、以上です。
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