仕事を嫌いになった人
- 仕事が嫌いになっている理由を分析できる
- 仕事が嫌になった気持ちの立て直し方がわかる
- 今後の方針を立てられる
振り返ってみれば、さまざまな嫌となる原因が「複合的に絡み合っていたな…」と感じてます。
ということで、本記事では仕事を嫌になってしまっている原因を分析して、これからどうしていくかを考えていきましょう。お役に立てれば幸いです。
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本記事の内容
仕事が嫌いになっている理由
まずは、仕事が本当に嫌になってしまっている原因を分析してみましょう。原因は、下記の3つのカテゴリに分類することができます。
- 仕事内容が原因の場合
- 人間関係が原因の場合
- 給与などの待遇面の場合
仕事内容が原因の場合
1. 仕事内容が合っていない
仕事の内容が自分に合ってないと、モチベーションも上がらず嫌になりがちです。
業務レベルが高すぎたらキャパオーバーで仕事を放り投げたくなりますし、低すぎたらやりがいもなくて作業をこなすだけになってしまいます。そもそも嫌な仕事ばかり降ってきても、モチベーションを維持するほうが難しいでしょう。
例えば、私の場合だと、分析・交渉系の業務は得意ですが、事務系の業務が壊滅的です。塾講師の時は、契約の手続きとかの処理も多く、意外とここで消耗してた気もしますね。
2. 業務量が多すぎる
業務量が多すぎの場合は、だいぶ危険信号です。
というのも、精神的につらいのは当然ですが、拘束時間も延びるため体にも大きな負担がかかります。
仕事の割り振りがおかしいのか、慢性的な人手不足なのか。いずれにしても、仕事が嫌になるほど多い状態が定常化している会社は、健全な環境とは言えません。
3. 頻繁にミスしてしまう
仕事でミスが続くと、仕事そのものが嫌になったりします。感情の動きとしては下記の感じですね。
- 自己肯定感が下がり、自信がなくなる
- 周りからの指摘におびえる
そんな人は、ミスうんぬんよりも、自己肯定感を上げる必要があります。この後の章の「気持ちの立て直し方」をご参考にしてください。
4. 成果が出ない
仕事で成果が上がらないのも、嫌になる原因の1つですね。
営業や販売などの数字を持たされる職種の場合だと、顕著ですね。けっこうメンタル強いか鈍感力高くないとキツイです。
塾講師時代は土日でイベントして、片っ端から電話かけて、結果入塾者ゼロ….がザラでしたね。マーケティングの知識があれば、認知目的のイベントなのでゼロでも当然と思い、鬼のように電話をかける工数を削減できたわけですが…当時はだいぶ心折れてました笑
人間関係が原因の場合
1. 深刻なレベルで嫌いな人・苦手な人がいる
ガチで嫌な奴がいるとやる気が削がれて、仕事自体を嫌になったりします。
人によって嫌なポイントは違うと思いますが、私の場合は「とにかくネガティブ発言しまくる人」はきついですね。
こちらが建設的な思考をしていても、簡単に否定されます。論理的に意見を述べても、「きっとうまくいかない」とバッサリされるとやる気なくなりますよね。3つの業界の全てに、このような人は存在してたので、けっこう母数が多い気がします。
2. 周りに嫌われてる・味方がいない
四面楚歌の状態だと、鋼のメンタルでもない限り厳しいです。
いい加減に仕事をしてて嫌われたのであれば、自業自得かもですが、タチが悪いのが仕事ができる人を妬む存在です。できる人ほど、陰口を言われたり、1つ上の役職の上司からマウンティングされる傾向にありますね。
味方が多ければ何とかなるかもですが、そうでもないと仕事そのものを嫌になるのも当然です。
3. 嫌がらせ行為をされている
周りに嫌われてると似てますが、業務に実害が出るような嫌がらせもわりとあるみたいですね。
これは知人の話ですが、「プロジェクトメンバーから情報共有されなくなる」ということがあったみたいです。意図的に知人がいない時間に会議を入れていたようで。そして情報共有されないことが原因で失敗したときは、嫌味をさんざん言われるという感じ。
控えめに言って、学校ですよね。仕事に集中しろよとツッコミつつ、この場合は消耗する前に撤収しましょう。この後の章をご参考にしてください。
4. 職場に批評家が多い
批評家が多い職場だと、モチベーションと生産性は下がる一方です。嫌になるのも当たり前。
「あいつはできるやつだ」「あの人仕事できないよね」などなど…
一般職ならまだしも、わりと役職高めの上司が言ってると情けなくなりますよね。ちなみに心理学的には、他人の批評というのは「自分のアイデンティティを確認して、自尊心を満たす作業」と位置づけられてます。
これについては、深刻に考える必要はないかもです。次の章で、気にせずに仕事するマインドセットを確認しましょう。
給与などの待遇面の場合
1. 頑張っても評価に反映されない
頑張ってて成果も出したのに、「昇進・昇給・賞与」に全然反映されないと嫌になりますよね。
結局、認められているかを認識できるのって「報酬」があるかどうかです。
「ありがとう、よく頑張ってる、素晴らしい」などと言葉で伝えてくる上司はわりと多いです。初めのうちは満足かもですが、最終的には報酬がついてこないと、「口だけじゃないか」という気持ちになるのは、ごく自然なことでしょう。
2. 仕事内容のわりに給料が安すぎる
業務内容がハードだったり、高度な技術を使ってるのに、給料が安いと仕事が嫌になっても仕方ないです。
業界の平均給与がそもそも安い場合は、転職して業界変えるしかないですが、自分だけ見合ってない感があるなら、根拠資料を集めて値上げ交渉もアリかもですね。(かなりストロングスタイルな行動なので、次の章を読んでから実行に移してください)
3. 休みが少ない
休みが少ないと、好きな仕事でも嫌になる可能性があります。
というのも、疲労が抜けずに蓄積していくためです。休日出勤が多かったり、そもそも週休1日だと、体力的にも精神的にもきついですよね。
業務の内容で神経使うことが多い職業の場合は、かなり滅入ってきます。塾講師時代に50連勤越えの先輩を見ましたが、目がうつろでしたね。塾講師に誇りを持ってる先輩でも、抜け殻のようになるわけなので、疲労は気合では抗えないですよ。
4.残業多くて体がしんどい
こちらも疲労が蓄積するため、仕事が嫌になってきます。
一時的なら耐えられるかもですが、慢性的だと終わりが見えないので、かなりメンタル消耗します。永遠にハードスケジュールが続くと考えてしまうと、一気に仕事が嫌になるわけです。
これが原因で嫌だと考えてるなら、体からの避難サインかもしれません。
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「仕事が嫌すぎる…」気持ちの立て直し方
分析が済んだところで、気持ちを立て直しましょう。これからどういう方向性で進むにしろ、気持ちは前向きにしておくべきです。ポイントは以下の3点。
- 今の職場に重きを置かない
- 嫌われる覚悟で思うようにやる
- ストレス要因に速やかに対処
今の職場に重きを置かない
「自分はここで頑張るしかないんだ」というマインドは捨てましょう。政府が副業を推奨する時代です。会社の仕事に全てを捧げるべきではないです。
こんなことを言うと、日本人の美学に反していて反感を持たれそうですね。しかし、20~30代の方に「今の会社で一生働きますか?」と聞いたら、だいたいの人が「そのつもりはないけど」と言うはずです。
では、「一生捧げるつもりもないけど、今の自分の全てをかけて消耗するのか」という思考に至るわけですが…
というわけで、下記のどれかに情熱を注ぎましょう。
- 転職の準備
- 新たなスキルの習得
- 副業
嫌われる覚悟で思うようにやる
嫌われることを恐れないことも大事です。
人からの指摘や見られ方などで、仕事を嫌になってしまう人は、人の顔色を気にしないようにしちゃいましょう。
よっぽど器用に生きない限り、賛否両論は必ずあります。「賛」は超大事に、「否」は完全スルーでOKです。
「お前のためを思って言ってるんだ」的な人は要注意です。心理用語で「カバードアグレッション」という、ただのマウンティング大好きマンなので、気にしないようにしましょう。
ストレス要因に速やかに対処
上記2点を実施しても、ストレスはぶっちゃけ溜まります。そこでストレス要因を排除するか、難しければ適切にストレス解消をしましょう。
- 仕事内容が原因なら、「嫌な仕事は断る」
- 人間関係が原因なら、「接触頻度を極端に減らす」
- 組織体制が原因なら、「会社に期待せずに副業」
- 信頼できる人に話す(会社と関係のない人)
- 筋トレする
職場において、自分を守れるのは自分だけなので、しっかり守ってあげてください。
おすすめの今後の方針
気持ちを立て直せたら、今後の方針を決めましょう。ポイントは、「嫌」という気持ちが「一過性」か「慢性的」かによって対応が変わってくることですね。では、見ていきます。
嫌なのが時期によるものなら
嫌なのが一過性で時期などによるものなら、現状を極力ストレスフリーでやり過ごすのが吉です。
繁忙期で忙しかったり、プロジェクトの立ち上げ期とかですね。期間が過ぎたら改善見込みがあるなら、前章でお伝えしたマインドセットで極力「省エネ」で乗り切りましょう。
とはいえ、「病んだかも」と感じた瞬間に「病院に駆け込み診断書→短期スパンで休職」という対応をしましょう。
今後も改善の見込みがないなら
嫌な原因が恒久的なものであれば、環境を変えましょう。環境を変える手段としては、下記ですね。
- チーム・部署移動
- 転職
- フリーランスor独立
仕事から逃げたいなら、さっさと逃げないと損【合理的な理由】
【さいごに】今の仕事が、泣くほど嫌でたまらない時は
まず、ゆっくり休みましょう。長期休暇、取れなそうなら休職願を書きましょう。
「本当に嫌だな」と憂鬱になり、次の日のことを考えると眠れないという場合は、もう対処すべきです。重度のうつになると、回復に時間かかります。
2度も逃げてきて現在に至る私の個人的な意見としては「嫌なら、逃げたらいい」です。
というわけで、以上です。
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