会社を辞めたい人
- スムーズに会社を辞める方法がわかる
- 事例ごとにトラブったときの対処方法がわかる
- 退職を申し出た当月末に会社を辞めることができた
- 引き止められたりもしたが、無事有休も消化して退職できた
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本記事の内容
スムーズな会社・仕事の辞め方
1. 辞めるタイミングは決めておく
まずはいつ辞めるかを明確にしておきましょう。前提条件として下記を参考にしてください。
- 法律上は月の前半に申し出れば、当月末に退職OK
- 就業規則では、退職日の2、3ヶ月前の申し出を指定しているところが多い
- 引継ぎや業務整理をしてほしいから
- 後任の人を探す時間が必要だから
ということで、辞めるタイミングは下記のように考えましょう。
- 時間がかかっても円満退社を望むなら、就業規則に従って2~3ヶ月後。
- とにかく最短で辞めたいなら当月末~1ヶ月後(←わりともめます)
2. 周囲が納得する理由の用意
ぶっちゃけ、これは建前上の理由でも良いと思います。
本心を伝えて無駄に非難されるくらいなら、周りが「じゃあしょうがないか」と思う理由を用意したほうが吉。ストレスリスクが少ないです。
オススメの理由は下記の通りです。
- 転職が決まった
- 親が介護で地元に戻る
場合によっては「転職=逃げ」ととらえていて、転職を理由にすると批判される職場もあります。そんな時は後者の「家庭の事情」ということにしましょう。こちらも、周りに付け入るスキを与えない理由です。
嘘をつくのに後ろめたさを感じるかもですが、現時点で「退職」という事実が自分の中で確定しているなら、「次に踏み出す自分のこと」を1番に考えましょう。
3. 退職願の作成
退職届ではなく、「退職願」を作成しましょう。
- 退職届→受け取り拒否できない
- 退職願→受け取り拒否できる
4. 上司に面談のアポを取る
改まって上司に話すのに「タイミングが…」と悩む方も少なくないはず。そこで下記のように言いましょう。
また、社内でスケジュールを共有しているのであれば、上司の予定を確認してからアポを取りましょう。OKが出れば自分と上司のスケジュールに入れて、会議室も予約しておけば完璧です。
ポイントは、本日ではなく「明日」というところです。上司は「話ってなんだろう、悩み相談?部署異動?退職?」など、色々想定しつつ面談に応じることになるので、話を切り出しやすい状況が作れます。
5. 上司に話す&退職願を提出
上司に話すときは、「相談ではなく報告」というスタンスで臨みましょう。
- 退職を決めたことを伝える
- 退職理由を説明
- 引継ぎ計画を説明
- 辞めるタイミングを伝える
- 話がまとまったら退職願を渡して終了
引継ぎ計画では、「何日で完了できるか」について具体的な日数を提示しましょう。あくまで端的な言い方に徹し、感情論でのやり取りにならないようにしましょう。
6. 効率的に引継ぎを済ませる
最短で引継ぎを済ませる方法は「マニュアル化」か「バックアップ」です。
理論上ですが、完璧な業務マニュアルを作成していれば、それを後任の担当者に渡すだけで引継ぎ完了です。メール1本送って引継ぎが終わるので、おそらく最速の引継ぎです。
そしてバックアップというのは、自分以外に自分の業務ができる人を、日頃から作っておくことです。後輩やチームメンバーに、自分の業務を公開しつつ手伝っておくと、自分のバックアップになります。これなら、そもそも引き継ぎ自体が不要になる場合もあります。
ということで、退職したいと思い始めた時点で、「自分がいついなくなっても大丈夫な状態を作ってしまうこと」が引き継ぎ期間を伸ばさないコツです。
7. 漏れがないように返却物を返して退職完了
返却物は、出社最終日に必ず全て返却しましょう。
1つでも忘れると、後日郵送とかになったりしてかなりダルいです。返却物でよくある例が下記の通りです。
- 社員証
- 社員バッジ
- ノートPC
- 社用スマホ
- 名刺
- 勉強用で借りてた本
すぐに会社を辞めたいならやるべきこと
ここまで、スムーズに辞める手順を説明してきましたが、どうしてもすぐに辞めたい人もいますよね。ということで、そんな場合は下記を参考にしてみてください。
- マニュアル化で業務の引継ぎ期間を最小化
- どんなに引き止められても、最長1ヶ月後の退職をブレさせない
- 嫌われることは、もはや気にしない
そして、退職までの期間が、法律上は問題ないとしても就業規則は無視してる場合が大きいため、円満退職は難しいかもです。なので、「何を言われても無関係になるし、別にいいや」くらいの気持ちでいないと、メンタル消耗します。
うつ病などの病気になった場合の辞める手順
ちょっと番外編ですが、うつ病などになった場合はいきなり退職はオススメしません。
判断能力が下がっているので、大事な決断はすべきじゃないです。まずは「休職」をとってゆっくり休みましょう。回復してきたら、復帰するのか退職するのか決めれば大丈夫です。
ちなみに、休職期間中は傷病手当金として給与の2/3が支払われるので、ある程度貯蓄があれば半年くらいは普通に過ごせるはずです。
ということで、下記の手順を参考にしてみてください。
- 心療内科など病院へ
- 診断書を書いてもらう
- 上司に提出&休職へ
- 回復してきたら転職活動を始める
- 転職の目途が立ってきたら退職を伝える
また、傷病手当金の申請にも「診断書」が必要になるので大切にとっておきましょう。
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事例ごとにトラブったときの対処方法
新入社員・新卒は特に引き止められやすい
会社に入って間もない状態(1年目~2年目)で辞めようとすると、引き止められる場合が多いと思います。例えば下記のような感じ。
ということで、そう言ってきたとしても本音は下記であると解釈するのが自然。
人手不足だと引き止められやすい
人手不足だとめちゃめちゃ引き止められます。
会社側もめっちゃ困るので、気持ちはわかるのですが言葉を選ばずにプレッシャーをかけてくるケースも多いようです。下記が常套句ですかね。
深刻な人手不足だと、離職を力技でも防ごうという感じになりますね。とはいえ、人手不足はすぐに解消できるものじゃないです。というのも、下記が原因のため。
- 採用コストを割けない
- 新たに人を雇う予算がない
- 応募者がいない
上司がどうしても退職を受け入れない場合
会社の人事部に相談しましょう。
人事部がそこそこしっかりして会社であれば、これで解決するはずです。人事部が上司との仲介もしてくれるので指示通りに対応しましょう。
人事部が機能していない場合は、退職届を提出しつつ労基に相談しましょう。
有給休暇の消化について
有給休暇は労働者の権利なので、必ず消化してから退職することができます。
とはいえ、「有給休暇=権利」なのでこちらから申請するのが普通です。きちんと権利を行使しましょう。
会社が取得を却下した場合は、違法行為に当たる旨を伝えつつ、それでも聞く耳持たなければ労基に相談ですね。
【さいごに】バックレるのは絶対にやめましょう
ここまでスムーズに辞める方法をお伝えしてきました。とはいえ、こういう手順を踏むこともなく辞めたいという人もいると思います。
ですが、突然バックレるのは絶対にやめましょう。下記のリスクをはらんでいます。
- バックレたことと会社の利益損失の因果関係が証明された場合、損害賠償を請求される
- 同業界への転職は難しくなる
今回は、以上です。
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