仕事のやる気でない人
- 仕事のやる気が出ない原因と解決策がわかる
- 毎日の仕事のやる気を高める方法
私自身、やる気によって仕事の質がものすごく左右されるタイプです。特に前々職では、やる気がない状態で仕事をすると、信じられないくらい単純なミスが頻発し、生産性最悪という感じになりました。
「このままではマズイ」と感じ、ビジネス書・自己啓発本などから、やる気を出すためのノウハウを学びました。本記事は、その学びの中から実践して効果のあったものを厳選しています。
本記事でお伝えする方法を実践したところ、毎日わりとやる気が高い状態で過ごせています。いま悩んでいる方に参考にしていただけますと幸いです。
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本記事の内容
仕事のやる気が出ない原因と解決策
まずは、やる気が出ない時の原因を確認し、それぞれの解決策をお伝えしていきます。やる気がなくなる要因は人それぞれなので、下記の中から、ご自分に合ったものを選択してお読みください。
- 原因1.仕事がマンネリ化してやりたくない
- 原因2.複雑な仕事に取り掛かるためのやる気が起きない
- 原因3.自分の苦手分野の仕事なので、やる気が出ない
- 原因4.仕事が多すぎて、やる気が出ない
- 原因5.職場で暇すぎてやる気が出ない
- 原因6.仕事に意義を感じれず、やる気が出ない
- 原因7.本来自分の役割でない仕事をさせられる
- 原因8.上司からやる気をなくす発言を聞いた
- 原因9.周りとの温度差を感じ、やる気をなくした
- 原因10.仕事が評価されないため、やる気がなくなったここに文言
- 原因11.人間関係にストレスを感じ、やる気がしない
- 原因12.体調が優れなくて、やる気が出ない
- 原因13.とにかく眠くてやる気ゼロ
原因1.仕事がマンネリ化してやりたくない
仕事が「マンネリ化」してしまうと、全くやる気が起きなくなることは、当然のことです。
それは、脳が「仕事に飽きた」という状態になるためです。
毎日同じ仕事で、ほぼルーティン化されていると、飽きやすい環境と言えます。それを工夫ゼロで淡々とこなそうとしたら、脳は間違いなく飽きますよね。そうすると、マンネリ化してやる気がでなくなるわけです。
ということで、「脳を飽きさせない工夫」が有効な対策になります。
解決策
脳を飽きさせない工夫として、具体的には下記がおすすめです。
- 目標時間を設定して、できるだけ短時間で終わらせる
- 早く終わらせた分の空いた時間は有意義に使う
「目標時間」を決めることで、脳に新しい刺激が加わります。今までの「いつもの仕事を終わらせよう」という思考から、目標時間を設定すると「いつもの仕事を最速で終わらせよう」という思考に変わります。これは「タイムプレッシャー」という集中力を高めるテクニックです。
そしてタイムプレッシャーの利点は、仕事が飽きなくなるだけではありません。作業速度が爆上がりします。なので、時間に余裕も生まれるはずです。その時間をどう使うかを決めておくと、ルーティンの仕事をさっさと終わらせようという心理になり、好循環が生まれます。
おすすめの時間の使い方としては、「評価につながりやすい業務」「スキルアップの勉強」「副業」です。
原因2.複雑な仕事に取り掛かるためのやる気が起きない
複雑な仕事を前にすると、腰が重くなりますよね。
しかし、やらないといつまでたっても自分の障害になってしまいます。精神衛生的にもさっさと片付けてしまいましょう。ということで、解決策が下記です。
解決策
複雑な仕事は「分解してフロー作成」をしましょう。
複雑な仕事は、いきなり手を付けようとすると、心が折れやすいです。手順ごとに分解して自分専用の「作業フロー」を作ると、気持ちが超ラクになるうえ、やることが明確になるので作業速度も上がります。
作業フローの詳しい作成手順は、下記の記事で解説しているのでお読みください。
「仕事に集中できない」は終わり【集中する3つのコツ】原因3.自分の苦手分野の仕事なので、やる気が出ない
苦手分野の仕事が占める割合によって解決策は違ってきます。今回は、メインタスク以外に苦手タスクがあるという、前提で解決策を提案します。
解決策
苦手タスクは「夕方にまとめて片付ける」がおすすめです。
じつは、1日の集中できる量は決まっています。なので、苦手タスクをわざわざ午前中に持って来るのはめちゃめちゃ効率悪いです。脳の集中力を消費した状態でメインタスクに取り掛かることになるので、メインタスクにも支障が出ます。
メインタスクを朝一でとりかかり、1日のノルマが落ち着いてきた夕方くらいに「苦手タスクをまとめてやる時間」を作りましょう。そうすれば、その時間以外は苦手タスクのことを考えずに済み、やる気を維持することができます。
※メインタスク=苦手タスクになってる方は、部署異動、転職などで業務内容を変えることを検討しましょう。
原因4.仕事が多すぎて、やる気が出ない
仕事が多すぎると、いつ帰れるんだろうとか余計な事を考えてしまい、やる気が出ませんよね。漠然と嫌々取り掛かるのも、メンタル消耗してしまうので、具体的な解決策が下記です。
解決策
「効率的に仕事をさばくテクニック」を駆使する。
仕事が多すぎて萎えてしまってるのであれば、大きく2つのテクニックを身に着けるのが効果的です。
- タスクの割り振りや進行について交渉するテクニック
- ボリューミーなタスクをサクサク処理するテクニック
ざっくり言うと、自分のタスクを最適化したうえで、効率的にこなすテクニックです。詳細は、下記の記事で解説していますので、あわせてお読みください。
仕事がなんか忙しい【5つの原因から解決策を考える】原因5.職場で暇すぎてやる気が出ない
暇なのにやる気を出す必要もあるのかという、ツッコミもきそうですが、職場を見渡すと結構多い気がしたので入れてみました。
実際、暇すぎると何のために勤務してるんだかわからなくなりますよね。なので、前向きに日々を過ごすための解決策が以下です。
解決策
「副業」しちゃいましょう。
就業時間中にやるなんて信じられないという意見も聞こえてきそうですが、副業の内容によるかなと思います。例えばエンジニアの場合、空き時間にクラウドソーシングの案件をこなせば、スキルも上がり、ポートフォリオの実績欄も充実します。
会社的には、研修費ゼロでスキルアップしてくれれば、わりと美味しいわけです。副業の時間確保するために、本業は爆速で終わらせる意識をするようにもなり、一石二鳥です。
下記の記事で、副業をするためのコツを解説しています。
会社で仕事がなくて暇な時の有益な過ごし方【最強コスパ】
原因6.仕事に意義を感じれず、やる気が出ない
仕事に意義が感じられないのは、わりとクリティカルな原因ですね。
いきなり転職などを考える理由にもなったりしますよね。しかし、本記事は基本的にやれることはやってみて、ダメなら転職という方針です。ということで、下記が解決策です。
解決策
解決策は以下の3段階で考えます。
- その仕事は「さっさと終わらせる案件」だと割り切る
- 評価につながりやすい業務を探して、そっちに注力
- それでもダメなら転職orフリーランスを考える
2段階目で完了できるのが理想です。とはいえ、業務の幅がない職場だと難しいかもですね。無理そうなら、転職orフリーランスを視野に入れましょう。
原因7.本来自分の役割でない仕事をさせられる
担当者が辞めたなどの理由で、突然フォローが発生してしまうのも会社員あるあるですよね。
ぶっちゃけ、被害者意識はあれど、やる気なんてでないのが普通です。ということで、「割り切り」ましょう。解決策が下記です。
解決策
「クオリティは最低限。時間を決めて一気に片付ける」で乗り切るのが現実的でしょう。
最低限やったうえで、業務割り振りの見直しを提案しましょう。その際は、自分の抱えているタスクと工数を算出し、客観的なデータを提示すると、上司も考慮しやすくなるのでおすすめです。
原因8.上司からやる気をなくす発言を聞いた
やる気をなくす発言をしてくる上司も多いですよね。
生産性を考えると、なぜそんな発言するんだろうという意図が読めないものもしばしば。例えば、以下のように。
- とにかく細かく指摘される
- 弱点を見つけてマウントをとってくる
- 「私も無意味だと思ってるけど、とりあえずやってほしい」的な指示
- 常に批判的
わりとあるあるな内容だと思います。ここで、やる気をなくしてはいけません。もったいないので。
ということで、解決策です。
解決策
「やるべきこと」と「感情」を切り離しましょう。
今回のやる気がなくなる原因が「感情」に依存するものなので、感情と業務を切り離して考えるのが、最も効率のいい方法と言えます。とはいえ、無力感やイライラという感情が湧き出てきて、切り離すのが難しいと感じる方のほうが多いと思います。
感情を切り離す方法として、おすすめなのが「感情を書き出して分析」することです。
自分の中だけで感情を処理するよりも、ノートなどにアウトプットすることで情報が整理されストレス値が下がります。以下のフォーマットをスマホのメモにコピーしておいて、上司に何か言われたら埋めてみてください。全て言語化することで、かなり改善されますよ。
▼フォーマット
■事象名
■事象が起きた理由
■相手の意図は?
■私の感情はどう動いたか?
■事象に対する最良の対応策
原因9.周りとの温度差を感じ、やる気をなくした
やる気がある人を小馬鹿にしてマウントをとる文化って、わりとどの会社でも、隅の方で根付いてますよね。今まで3社を経験しましたが、全てこの文化がありました。最初はかなりやる気をそがれていましたが、今では気にも留めなくなりました。
というわけで、解決策はシンプルです。
解決策
「評価してくれる人だけを視野に入れて、他は無視」でOKです。
社内にいる批評家気取りの方々とは距離を取り、やるべきことをやれば問題なしです。とはいえ、業務上で実害を受けたとあれば、上司に即相談すべきですね。
原因10.仕事が評価されないため、やる気がなくなった
歩合制やインセンティブでもない限り、仕事で評価されていると実感するのは難しいかもしれません。とはいえ、固定給の中でも昇給や昇進というものがあるはずなので、対策の立てようはあります。
頑張っているのに評価されないと感じている場合は、1度極端に頑張り方を変えるのがおすすめです。
解決策
「評価ポイントを分析して、それだけ注力しまくる」を徹底してみましょう。
どの会社も評価項目があると思います。多くの企業が個人目標を設定させて、到達度で評価を決めていますよね。ここに注力するということです。日々の仕事に忙殺されて、この評価項目を満たすことをやっていなければ、いくら業務を頑張ったところで評価はつかないですよね。
なので、例えばあなたの評価項目に「契約数」と「新人教育」という目標を設定したとしたら、それに関係のない業務は超省エネ、またはどうにか断りましょう。
その分、営業の実働に時間を割きつつ、新人教育用の資料など形になるものを残すと有利です。
原因11.人間関係にストレスを感じ、やる気がしない
人間関係のストレスって、大きな精神的負担になりますよね。
とはいえ、脳のリソース比重が、仕事<人間関係になってしまっては超もったいないです。ということで、解決策です。
解決策
人間関係をうまくやっていくための「テクニック」を習得しましょう。
下記の記事に、さまざまな心理テクニックをまとめています。実践すれば、人間関係による心的ストレスが激減できると思うので、ご参考にしてみてください。
仕事で人間関係に悩む人へ【科学的にうまくいく方法】原因12.体調が優れなくて、やる気が出ない
体がなんかだるくてやる気が出ない場合ありますよね。
私も前職の塾講師時代に悩まされました。仕事が夜型で不規則だったのが原因だったと思います。そこで下記の解決策を実行し、だいぶ改善しました。
解決策
超基本になりますが、結局下記が効果的でした。
- 食生活
- 睡眠
- 筋トレ
食べて、寝て、運動ってやつです。
ちゃんと3食まともなものを食べましょう。そして7.5時間くらいは寝ましょう。できれば筋トレをすると「やる気ホルモン(テストステロン)」がでて、いつもハイな状態で仕事ができます。
原因13.とにかく眠くてやる気ゼロ
めちゃめちゃ眠い日ってありますよね。体調や疲労の蓄積などいろいろな要因がありますが、それでもどうにか仕事のやる気を出したい。そんな時の解決策が以下です。
解決策
「アウトプット」で脳を覚醒させましょう。
言葉を考えたり戦略を練ったりすると、脳が活性化して眠気が低減されます。具体的には、下記の記事で詳細を説明していますので、ご確認ください。
仕事中にすごい眠い【強烈な睡魔を吹き飛ばす方法】スポンサーリンク
毎日の仕事のやる気を出す方法
前章で、現在やる気が出ない原因と解決策をお伝えしてきた。ここからは、さらにやる気を出すにはという視点でお話します。下記が具体的な出し方です。
- 日単位で目標を設定する
- 「まずやる」ルールを作る
- 気持ちを上げる
- 外見に気合を入れる
- アイテムにこだわる
- ここに文言
では、1つずつ深掘りしていきます。
日単位で目標を設定する
毎日、「ノルマ」を決めて積み上げていきましょう。
というのも、長期的な目標だけでは、やる気を維持するのが難しいです。1日でこの仕事はどこまで達成させるか、ということをあらかじめ決めておきます。それを毎日「積み上げていく」という感覚がやる気につながります。やることは「前日」に決めておいて、当日はいきなり着手ができるようにしましょう。
下記は私のある日の積み上げです。こんな感じであらかじめ準備しておいて、達成したら毎日スッキリしますよ。
- A社の月次レポート→提出まで
- B社の月次レポート→提出まで
- C社のサイト調査依頼→データ各種収集まで
- ブログ1記事UP
- ツイッター2投稿
「まずやる」ルールを作る
やる気云々よりも「まずやる」ことを徹底してみてください。これは「現状維持バイアス」という心理効果を利用するためです。
変化よりも現状を維持することを選んでしまう心理作用のこと
「心の慣性の法則」と揶揄されることもあります。やる気がなくても、とりあえず手を付けてしまえば、自然と作業を続けてしまうはずです。気づけばそこそこやる気になっている自分に気づくかもしれません。
逆に、踏ん切りをつけずにいつまでも着手せずにいると、ずっとやる気は出ないままです。やらない状態を維持しようというバイアスが働いているので。
というわけで、「まずやる」。
気持ちを上げる
自分を奮い立たせてくれる言葉や音楽を見つけておくと、頼りになる時があります。
人に相談するよりも、それらの言葉やフレーズが背中を無理矢理おしてくれる感が結構ありますよね。とはいえ、人によって刺さるものは違うと思うので、ここで私のお気に入りを紹介するのは控えますね。
みなさんの勝負曲・名言を見つけてみてください。
外見に気合を入れる
外見に気合を入れると、案外やる気が出ます。
というのも「見られている感」が高まるためです。人は見られていると思うと「かっこいい自分」を演じようとします。人の心理は行動に左右されるという性質があるため、以下の心理効果が期待できます。
外見に気合入れる→見られている感→やる気のある自分を演じる→本当にやる気が出てくる
男女によって、気合を入れる方法が違うと思いますが、下記が王道ですかね。
男性の場合
- 靴を磨く
- 髪を切る
- お気に入りの腕時計をする
女性の場合
アイテムにこだわる
仕事で使用するアイテムは、やる気を高めてくれる効果が期待できます。
使い心地の良いアイテムだけを厳選して「作業ストレスを極限まで下げる」のが狙いです。下記アイテムが、自分専用のもの買うべきと思う、使用頻度が高いアイテムですね。
- マウス
- キーボード
- メモ帳
- ボールペン
- マグカップ
とはいえ、どうしてもやる気が出ない日は
ここまでやる気を出すための方法を紹介してきましたが、連休明けとか、どうしてもやる気が出ない日もありますよね。人間だもの。
そんな日は軽めの仕事や、次の日の準備に当てようと割り切ってもいいかもしれません。
また、「本記事で紹介した内容は全て実施済み。そのうえでやる気が出ないから、もう辞めたい。」という方は、いっそ転職に舵を切ってもいいと思います。
というわけで、以上です。
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