仕事が続かない人
- 仕事が続かない理由がハッキリする
- 仕事を長く続けるコツがわかる
ちなみに、私は今まで2回転職を経験しました。経歴は下記のとおりです。
新卒で入った医薬品業界で治験のモニター:約1.5年
↓
がっつりうつ病。転職。
↓
教育業界。塾講師になる:約1年
↓
転職
↓
【現在】IT業界:約1.5年
ぶっちゃけ、私自身が仕事長続きしてないです。ではなぜ、この記事の執筆を思い立ったのかというと、3つの異なる業界を経験してきて「仕事を長く続けるコツ」が何となく見えてきたためです。
業界すら変えて逃げ続けてきた結果、現在に至る私の考察「仕事が続かない原因と長く続けるコツ」が、少しでもお役に立てれば幸いです。
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本記事の内容
仕事が続かない理由
仕事が続かない代表的な理由は、下記の通りです。
- 職場の雰囲気とあっていない
- 強いストレスを感じる人間関係が多い
- 会社に生活の比重を置きすぎている
- メンタルが弱い or 外的要因によってメンタルが左右されやすい
- うつ病・双極性障害などの精神疾患・病気にかかる
- 発達障害を持っているが、周りの理解を得られない
では、1つずつ見ていきましょう。
職場の雰囲気とあっていない
仕事が長く続かない原因で最も大きい要因が「自分のキャラクターと職場の雰囲気の不一致」です。
これは、お世話になった臨床心理士兼職業カウンセラーの方に教えてもらったことです。
例えば、銀行員とスーパーの店長の雰囲気は違いますよね。仮に、スキルは問題ないとして、銀行員の人がスーパーで働いたとしても、明らかな雰囲気の不一致により、その人には強いストレスがかかります。逆もまた然りでしょう。
つまり、「その人にとっての最適な職場」があるわけです。このキャラクターと雰囲気の乖離が大きければ大きいほど、ストレスを強く感じることになります。
強いストレスを感じる人間関係が多い
人間関係自体は、組織で働いている限り切り離せませんが、「強いストレスを感じる人間関係」が多いなら要注意です。とはいえ、具体的にどんなタイプの人に強いストレスを感じるのかは、人によって様々です。
ということで私の場合ですが、かなり悩まされたタイプが「カバートアグレッション」です。あまり聞きなれないかもしれませんが、あのメンタリストのDaigoさんがYouTube動画でカバートアグレッションについて解説しており、「まさにこれだ」と感じました。
以下に特徴まとめておきます。
■カバートアグレッションの特徴
- カバート(隠された)アグレッション(攻撃性)を示してくる。
- いい人のふりして、おとしめようとしてくる。
- 支配欲が強い。
- 権力者に取り入るのがうまい。
- 個人情報の収集に長けている。
- 被害者を装う。
- 相手の罪悪感や羞恥心を利用する。
「ザ・厄介な人」って感じですね。記事後半の、仕事を長く続けるコツを抑えれば、カバートアグレッションへの対策にもなるので、ぜひ最後までお読みください。
会社に生活の比重を置きすぎている
「仕事を頑張りすぎる真面目な人」に多い特徴です。
仕事をめちゃめちゃ頑張って、のめり込めている時はいいですが、疲れた時や思ったほど評価が得られなかった時が問題です。ふと、「自分はなんでこんなに頑張ってるんだろう」という思いがよぎります。すると、強い無力感から退職を考えてしまうコースに突入してしまいます。
もともとは「自分が幸せになるため」に吟味して入社したはずなのに、いつしか「周りに自分を認めさせるため」「会社で責任を果たすため」に働くようになってしまいます。一見正しそうですが、それが悩みになっては意味がありません。
「1番は自分、次に会社」です。
メンタルが弱い or 外的要因によってメンタルが左右されやすい
「感受性が高い人」がこの傾向にあります。
感受性が高いとは、感情などを受け取るアンテナの感度が高いということです。芸術的な才能であったり、相手の立場になって物事を考えられたりして、メリットもあるのですが、会社で働いているとデメリットの方が目立ちます。
というのも、感受性が高いと、職場の人間関係においても脳に入ってくる情報量が多くなります。たとえば、相手の表情・発言はどういう感情によるものなのか、ということまでいちいち認識してしまうということです。すると、必然的に「気を遣う頻度」が増し、ストレスが増幅していきます。
対処法としては、「周りの評価を気にしない」ということです。記事後半で詳細を解説しています。
うつ病・双極性障害などの精神疾患・病気にかかる
精神疾患にかかると、そこで仕事を続けるのは難しいかもしれません。
というのも、精神疾患の原因の多くは「環境」だからです。平日、起きている時間の半分以上は会社にいますよね。つまり、会社はその人を取り巻く環境の割合の大半を占めています。
代表的な大うつ病以外には、双極性障害(躁うつ病)、対人恐怖症などの社会人病もあるみたいですね。精神疾患にかかったら、生活を維持するだけでも悪化の一途をたどるので、以下の対応がおすすめです。
- まず休む(休職推奨)
- 部署異動を考える
- 部署移動がイマイチなら転職
まずは、仕事が続かないことよりも、疾患を完治させることにフルコミットしましょう。結局、その後の生活がうまくいくのでコスパ良いです。
心療内科によっては、カウンセリングや認知行動療法などで、あまり薬に頼らないで治療してくれるところもあります。気楽に行ってみましょう。
障害を持っているが、周りの理解を得られない
発達障害、社会不安障害、境界性人格障害などに悩まされている方も多いと思います。一番の悩みどころは「周りからの理解を得られない」ことだと聞きます。
アスペルガー症候群の知人は、「社交辞令がわからない」と言っていました。それを言われた時は、その意味がわからなかったのですが、アスペルガー症候群について情報を集めてみると、なるほどとなりました。言葉や表情通りに受け取ってしまうようです。よって、裏意図を考えるという日本の文化では、かなりストレスがたまるようです。
その方曰く「周りの人全ての理解を得るのは難易度高いので、まずは職場に1人だけでも理解者をつくることから。」
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仕事を長く続ける4つのコツ
仕事を長く続ける4つのコツは、下記の通り。
- いても違和感がない職場を見つける
- 無理に長く続けようと意識しない
- 上司や周りの人からの評価を意識しない
- プライベートに重きを置く
1つずつ深掘りしていきます。
いても違和感がない職場を見つける
「自分のキャラクターと雰囲気がマッチする職場」を見つけましょう。
キャラクターと雰囲気がそもそもあっていなければ、いくらスキルがあったとしてもそこに長居することが辛くなります。これって、転職エージェントとかだと「やりたいこと」「給料」「経験」でマッチングされるので、完全に仕事を選ぶ際に抜けている項目なんですよね。
ちなみに私の場合ですが、以下のポイントを重視しました。今の会社に入った結果、かなりストレスが低減されています。
- 職場の雰囲気が硬すぎない
- 謎の慣習にとらわれ過ぎていない
- 適度にドライ
ざっくりですがこんな感じです。面談や見学で色々質問しましたね。自分のキャラに合った雰囲気は何かを言語化しておくとスムーズです。
無理に長く続けようと意識しない
矛盾に聞こえるかもしれませんが「長く続けようと意識しない」ことで、わりと長く続いたりします。
というのも、そもそも長く続くような自分に合った職場では、「長く続けよう」なんて意識しませんよね。気づいたら「自然と」続くものです。
医薬品業界(約1.5年)→塾講師(1年弱)→IT業界(約1.5年)という経歴ですが、体感の長さとしては面白いことに、下記の順番です。
塾講師>医薬品業界>IT業界
塾講師が体感としては、めちゃめちゃ長く勤めた気がしています。逆にIT業界は気づいたら1.5年経つという感じ。これは個人のキャラに依存するので、仮に同じ経歴を経た人でも、真逆の感覚を持つ人もいるはずです。
長く続けようと意識しなければならない時点で、考えどころかもしれません。
上司や周りからの評価を意識しない
安易な「承認欲求」は自分の首をしめる結果になりやすいです。
というのも、「周りから評価されたい」と考えること自体が、脳のリソースを圧迫してしまい、仕事の成果への障害になるためです。
飲み会など、一般社員の社内政治と言われるものは偶像かもしれません。昇進してる人、評価を受ける人は共通して「数字で成果を出している人」です。営業であれば売り上げ、事務であれば会社全体の工数削減などです。
無理に好かれようとせず、やるべきことで確実な成果を上げれば、むしろ評価されて会社にいやすくなります。
プライベートに重きを置く
職場を充実させるには、じつは「プライベートに重き」を置いた方が近道だったりします。
というのも、病んでしまって仕事を長く続けられないという人に多い特徴が、「会社最優先」てやつです。私も前職までは、休日返上、飲み会は全力で、みたいなことをしていました。一見美学のようですが、間違いなくすり減ります。
しかも、それをしたからといって評価に繋がる可能性は低いです
逆に、仕事で成果を上げつつ、勤続年数が長い人たちを見ていると、みなさん自分の時間を大事にしてます。会社は、人生の一部だけど、そのものじゃないって感じですね。そんな人たちを参考にした結果、心的負担が減り業務効率も上がりました。
もちろん長く続いた方が安定はするけど
もちろん仕事が長く続いた方が、安定して稼げます。
とわいえ、それは「自然と続けられれば」の話です。無理して長期戦はシンドいです。なので、本記事のコツを実践してもらいつつ、本当に職場が肌に合わなければ転職や独立もアリです。
というわけで、以上です。
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